国民年金の加入はいつからいつまで必要なのですか?


Q.
私は学生で、10月1日に20歳になりましたが、国民年金が9月分より来年の3月分までの納付書となっています。国民年金は、20歳から60歳になるまで保険料を払わなければならないそうですが、どうして9月分も支払わなければならないのですか?
 日本国内に住所を有する20歳以上60歳未満の人は強制加入となっています。従来は20歳以上の学生は国民年金に加入しなくてもいい任意加入とされていましたが、未加入のために学生時代に病気や怪我で障害者になっても、障害基礎年金を受けることができませんでした。このような無年金者をなくすため、平成3年4月1日から20歳以上の学生も強制加入被保険者となりました。

 20歳より加入するわけですが、国民年金法では国民年金の被保険者の資格は、次のいずれかに該当するようになった日に取得する、となっています。

 「20歳に達したとき(20歳の誕生日の前日)」・・・つまり10月1日生まれのあなたの資格取得日は、9月30日ということになります。国民年金の保険料は資格取得日の月が1日でも1ヵ月分を納付することになるので9月分から請求されたのです。

 1日で1ヵ月分の保険料を支払うのは納得できないかも知れませんが、60歳になったときには、60歳の誕生日の前日が資格喪失日となり、保険料は資格喪失月の前月までですので、8月分までの納付となり、全期間納付で480月は誕生日に関わらずすべて同じ払い過ぎにはなりません。
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