厚生年金の老齢年金を受給の両親が万一の時の年金はどうなる


Q.
私の両親は二人とも厚生年金の老齢年金を受けていますが、もし父が死亡した場合、母の年金はどうなりますか。
厚生年金の旧法老齢年金を受けている夫が死亡した場合に、前年の収入が850万円未満の妻は、遺族厚生年金の受給権を取得します。しかし、妻が厚生年金の旧法老齢年金を受けているときは、原則としてどちらか一方の年金を受け取ることになります。

 妻の年齢が65歳以後の場合、①遺族厚生年金と自分の老齢年金の2分の1を受けるか、それとも②従来どおり、自分の老齢年金を選択するか、いずれかになります。

 平成6年の年金改正で新しい選択方法が増えましたが、これは遺族厚生年金と老齢厚生年金などのように、遺族給付も老齢給付も新法該当者の場合に限られています。

 あなたのご両親のように、お母さんが旧厚生年金保険法の老齢年金を受給している場合には、新法の遺族厚生年金の受給権を取得しても、この選択方法は該当しません。
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