在職老齢年金と雇用保険の高年齢雇用継続基本給付金


Q.
私は、今年の9月で60歳になります。4月以降は、在職老齢年金と雇用保険の高年齢雇用継続給付金の両方は受けられないと聞きましたが、私は60歳の定年後はパートとして週25時間程度働こうと思っています。社会保険に加入すると年金が減らされるので年金に加入しない程度に働こうと思っていましたが、雇用保険に加入し高年齢雇用継続給付を受け取ると年金が出ないというので働こうかどうか迷っています。
今年の4月以降に年金の受給権を取得した人は、雇用保険と老齢厚生年金は併給調整されます。雇用保険から失業給付を受け取ると老齢厚生年金は支給されません。60歳以降も継続して厚生年金に加入して働き、60歳到達時の賃金と比べ85%以下になると雇用保険から高年齢雇用継続基本給付金を受けられます。そして在職老齢年金を受け取ると、在職老齢年金が最高で標準報酬月額の10%減額されます。

しかし、あなたのように短時間労働者のため厚生年金に加入しない場合には、老齢厚生年金と高年齢雇用継続基本給付金の両方が受け取れます。
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