老齢基礎年金の満額を受給するには保険料を払うのはいつまで?


Q.
昭和13年3月生まれの女性です。国民年金を制度発足の昭和36年4月からかけています。もうすぐ、60歳になるのですが、私の場合、満額の年金をもらうためには、いつまで保険料をおさめればいいのですか。
老齢基礎年金は、本来40年(480月)加入、納付すれば満額の年金額が支給されます。ただし、昭和36年4月1日以前に生まれた方は、国民年金の制度発足当時20歳をすぎていましたから、60歳まで40年間は加入できないのです。したがって、生年月日により25年~39年まで短縮措置がとられています。あなたの場合は36年(432月)納付すれば満額の年金額が支給されます。3月生まれの場合全部納付すると36年と11月加入することになるので、保険料を払い過ぎることになります。法律上は、60歳の誕生月の前月まで保険料を納付する義務があるわけですが、年金額の計算は年単位で計算しますので、あなたの場合、36年でいいわけです。11か月分の保険料は年金額には反映しませんから、事実上掛け捨てと同じことです。 これは、新法に移行したときの法律上の欠陥であり、改善する必要があるでしょう。
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