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70歳以上も年金減額
高額所得者 保険料徴収は見送り
与党方針
与党年金制度改革協議会(大野功統座長)は20日、働く高齢者から保険料を徴収し、高額所得者の年金を減額する「在職老齢年金制度」を年金減額部分だけ、70歳以上に適用する方針を固めた。保険料徴収には慎重論が強く、見送る方向となった。
「在職老齢年金制度」は、65〜69歳で仕事を続けているサラリーマンからも保険料を徴収し、賃金と年金額の高い人の年金を減額する仕組みで、00年の前回改正で導入された。基準は今年4月以降は月額48万円で、超過額の半分の年金が減額される。例えば厚生年金が20万円、月給が40万円の場合、収入は60万円で12万円の超過。半分の6万円の年金が減らされることになる。
厚生労働省は04年の年金改正で、年金財源の確保のためにも、この制度を70歳以上にも適用する案を示していた。
自民党内では70歳以上の保険料徴収については、「高齢者から保険料をとっても、余命を考えた場合、年金として還元できない」との意見が大勢を占め、年金減額部分のみ適用することになった。同省は減額の対象人数やどれくらいの財源が確保できるか、計算を明らかにしていない。【鈴木直】
2004年1月21日 毎日新聞