東京ガスは入社時から定年後までの長期複線型人事制度を導入する。55歳以上は早期退職、週4日の短縮勤務や嘱託契約など自由選択できる6コースを用意、高齢社員の転職・雇用機会を広げる。新卒では職種別採用後、管理職になるまで専門分野別の育成を基本とする。来年7月までに段階的に実施する。
同社は現在、32%をしめる50歳以上の社員が2010年には47%に増える見込みで、高齢者の活用などが課題。高齢社員の実績を生かす一方、若手社員の育成を専門性を重視した方向に転換するのが狙い。
同社は54歳時点(早期退職は50歳以上対象)て゜6つの「セカンドライフコース」から選択させる方式を導入する。週4日の短縮勤務、専門分野で好きな時に仕事をする業務委託契約の2コースを新設した。
東京ガスのセカンドライフコース
@早期退職(50歳以上、退職金を従来より上積み)
A短縮勤務(55〜60歳、60歳に定年退職)
B通常の60歳定年
C業務委託契約(60歳以降、年齢制限なし)
D嘱託契約(60〜65歳)
E出向・再就職(55〜65歳、60歳までは在籍し、そ以降は出向先に転籍)